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流谷八幡神社(河内長野市) 樹齢400年の大イチョウが見守る石清水八幡宮別宮

流谷八幡神社(河内長野市) 樹齢400年の大イチョウが見守る石清水八幡宮別宮

流谷八幡神社(ながれたにはちまんじんじゃ)は、大阪府河内長野市天見に鎮座しています。

正式名称は「八幡神社」ですが、通称「流谷八幡神社」「八幡さん」と呼ばれています。

この地域はかつて、甲斐荘という石清水八幡宮の荘園がありました。

石清水八幡宮の根本神領であった河内国錦織部郡甲斐荘山郷流谷に、長暦3年(1039年)1月6日、石清水八幡宮より八幡神(応神天皇、神功皇后、比売大神)を勧請し、社殿を造営したことが神社創建の起源とされています。

境内には樹齢400年を超える天然記念物のイチョウがあり、鉄製湯釜などの文化財も保持する歴史豊かな神社です。

それでは、長閑な景色が広がる流谷八幡神社へと参りましょう。

 

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高石神社(高石市) 古の高師浜の風景が甦る!白砂青松の名残を感じる古社

高石神社(高石市) 古の高師浜の風景が甦る!白砂青松の名残を感じる古社

高石神社(たかいしじんじゃ・たかしのじんじゃ)は、大阪府高石市高師浜に鎮座する式内社です。

創建は白雉元年(650年)、古くは天神の社として知られていました。

大阪湾を西に望む松林に建つ高石神社の境内は、昔の高師浜の風景を良く残しています。

御祭神は少彦名神、天照皇大御神、熊野坐三社。

神社がある高師浜の地名は、白砂青松の美しい海岸として万葉の時代から数々の和歌に詠まれてきました。

それでは、古くは白砂青松の美しい景色が広がっていた高石神社へと参りましょう。

 

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大鳥羽衣濱神社(高石市) 羽衣伝説と共に砂丘遺跡に鎮座する歴史ある古社【御朱印】

大鳥羽衣濱神社(高石市) 羽衣伝説と共に砂丘遺跡に鎮座する歴史ある古社【御朱印】

大鳥羽衣濱神社(おおとりはごろもはまじんじゃ)は、大阪府高石市羽衣に鎮座する式内社です。

堺市西区鳳北町に鎮座する「大鳥大社」の境外摂社で、井戸之森大明神とも呼ばれています。

「大鳥五社明神」の一社で、他の四社は大鳥大社・大鳥美波比神社・大鳥北浜神社・大鳥井瀬神社。

 

神社一帯は、古代人の集落跡「羽衣砂丘遺跡」でもあります。

境内には砂浜であった名残を感じる白砂があり、かつてあった「高師の浜」に思いを馳せることができます。

また、天女が舞い降りたという「羽衣伝説」があり、このストーリーは多くの人々に愛されています。

それでは、潮の香りが漂ってきそうな大鳥羽衣濱神社へと参りましょう。

 

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等乃伎神社(高石市) よそでは手に入りにくいお守りって?古事記に登場する歴史ある神社

等乃伎神社(高石市) よそでは手に入りにくいお守りって?古事記に登場する歴史ある神社

等乃伎神社(とのぎじんじゃ)は、大阪府高石市取石に鎮座している式内社です。

「等乃伎」の名は、かつてこの地を収めていた中臣氏一族の「殿来連」が由来といわれています。

主祭神は天児屋根命。

相殿神は誉田別命、菅原道真公、大歳大神、壺大神。

こちらの神社では、「よそでは手に入りにくいお守り」があるそうで、どんなお守りがあるのか楽しみにしていました(笑)。

それでは、緑豊かな等乃伎神社へ参りましょう。

 

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行興寺くさべ不動尊(堺市) 空海が彫刻した不動明王とともに歴史を刻む

行興寺くさべ不動尊(堺市) 空海が彫刻した不動明王とともに歴史を刻む

行興寺 くさべ不動尊(ぎょうこうじ くさべふどうそん)は大阪府堺市西区草部にある真言宗のお寺です。

山号は阿弥陀山。

創建時期については詳らかではありませんが、行基菩薩によって建立されました。

弘法大師空海がこの地で修行を行い、その後、不動明王を三体を彫られ、一体は滝谷不動へ、一体は淡路島へ渡りその後海外へ、残る一体が現在のご本尊とされている不動明王であると言い伝えられています。

 

それでは、行興寺くさべ不動尊へと参りましょう。

 

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日部神社(堺市) 古事記伝に記された神武東征ゆかりの地【御朱印】

日部神社(堺市) 古事記伝に記された神武東征ゆかりの地【御朱印】

日部神社(くさべじんじゃ)は、大阪府堺市西区に鎮座している式内社です。

明暦年間(1655~57)に火災にあい、旧記・社宝等を焼失したため、創建年代・社歴などは明らかではありません。

主祭神は彦坐命(ひこいますのみこと)・神武天皇(じんむてんのう)・道臣命(みちおみのみこと)。

彦坐命は日下部氏の祖神で、この一帯を拠点としていた日下部氏が祖神を祀ったものと思われます。

日下部氏の子孫の中には、日本のおとぎ話「浦島太郎」のモデルとして知られる「浦嶋子」がいます。

浦嶋子の祖先とされている日下部氏は、古代、丹後半島の海岸部を治め、大きな勢力を持っていたとされる海人の日下部氏の一族です。

少し脱線してしまいましたが(笑)、それでは日部神社へと参りましょう。

 

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野々宮神社(堺市) 発火と鎮火の神を祀る火の宮【御朱印】

野々宮神社(堺市) 発火と鎮火の神を祀る火の宮【御朱印】

野々宮神社(ののみやじんじゃ)は、大阪府堺市中区深井清水町に鎮座しています。

創建については不詳ですが、約400年前と言われています。

御祭神は、素盞嗚命(すさのおのみこと)・火産霊命(ほのむすびのかみ)・菅原道真公(すがわらのみちざねこう)。

「火の宮」とも称される神社で、火産霊命は発火と鎮火の神として、また菅原道真公は文字の神として信仰されています。

境内は緑に包まれ、穏やかな時間と心の安らぎを与えてくれる素晴らしい場所となっています。

かわいいお姿をした狛犬にも心癒されること間違いなし!笑

それでは、野々宮神社へと参りましょう。

 

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鷺栖神社(橿原市) 歴史の謎と神秘に満ちた祈りの空間

鷺栖神社(橿原市) 歴史の謎と神秘に満ちた祈りの空間

鷺栖神社(さぎすじんじゃ)は、奈良縣橿原市四分町に鎮座しています。

創建・由緒についての詳細は不明ですが、延喜式神名帳に「鷺栖神社靫」と記されている式内社です。

御祭神は天児屋根命、誉田別命、天照皇太神。

「古事記」によれば、垂仁天皇の皇子である本牟智和気皇子が出雲大社に御参拝の折、鷺栖神社にお立寄りになり、御祈願あらせられたと記されています。

又、中世より鷺栖八幡と称せられ 、武神として崇敬高く、次いで安産の守護神ともなり、信仰をあつめていたと伝わります。

それでは、鷺栖神社へと参りましょう。

 

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法貴寺・千万院(田原本町) 仏法を起こし歴史を紡ぐ聖徳太子ゆかりのお寺

法貴寺・千万院(田原本町) 仏法を起こし歴史を紡ぐ聖徳太子ゆかりのお寺

法貴寺・千万院(ほうきじ・せんまんいん)は、奈良県磯城郡田原本町にある真言律宗のお寺です。

法貴寺は推古帝の頃、聖徳太子により創立され秦河勝に賜ったもので、その建立は法隆寺より古いと伝わります。

仏法を起こす寺として、当初「法起寺」と命名されましたが、後に、法貴寺と呼ばれるようになりました。

かつては七堂伽藍を誇る大寺院でしたが、現在は法貴寺の塔頭の一つである千万院の薬師堂を残すのみとなっています。

それでは、法貴寺・千万院へと参りましょう。

 

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池坐朝霧黄幡比売神社(田原本町) 機織の神様を祀る秦氏ゆかりの古社

池坐朝霧黄幡比売神社(田原本町) 機織の神様を祀る秦氏ゆかりの古社

池坐朝霧黄幡比売神社(いけにますあさぎりきはたひめじんじゃ)は、奈良県磯城郡田原本町法貴寺に鎮座しています。

創建年代は不詳ですが、境内にある由緒を記された石碑には、「推古天皇24年(616年)聖徳太子草創の法貴寺伽藍を賜った秦氏が、その祖神守り神として崇敬した古社である」と記されています。

御祭神は、天萬栲幡千々比売命(あめのよろずたくはたちぢひめのみこと)・菅原道真公。

天慶9年(949年)には、北野天満宮より菅原道真公を勧請して相殿に祀ったことから、中世から江戸時代までは「天満宮」の名前で呼ばれていました。

それでは、池坐朝霧黄幡比売神社へと参りましょう。

 

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